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心の時空

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a day in my life

昭和20年8月15日‥66年目の記憶

a0212807_9304753.jpg今日は66年目の敗戦(無条件降伏)記憶の日‥今日生きている日本人は、あの悲惨で無残な戦争を決して忘れてはならないと思います。
私たち戦争生き残りの末裔は、断じて終戦記念日などという曖昧で欺瞞に満ちた言葉で、この戦争の悲劇を誤魔化してはならないと思います。
沖縄県民は、多くの家を焼かれ、中には自決を強いられた人たちもいました。
広島・長崎市民は、核爆弾で虐殺されました。
東京の市街地・住宅地は、焼夷弾で焼き尽くされ、火の海にされ多くの非戦闘市民が焼け死にました。
すべて焼き尽くされ、破壊された後の全面無条件降伏‥悲惨な敗戦です。
これは私たちが絶対忘れてはならない、二度と繰り返してはならない66年目の記憶です。



「わたしが一番きれいだったとき」(茨木のり子詩)

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

わたしが一番きれいだったとき
だれもやさしい贈物を捧げてはくれなかった
男たちは挙手の礼しか知らなくて
きれいな眼差だけを残し皆発っていった
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わたしが一番きれいだったとき
わたしの頭はからっぽで
わたしの心はかたくなで
手足ばかりが栗色に光った

わたしが一番きれいだったとき
わたしの国は戦争で負けた
そんな馬鹿なことってあるものか
ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた
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わたしが一番きれいだったとき
ラジオからはジャズが溢れた
禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

わたしが一番きれいだったとき
わたしはとてもふしあわせ
わたしはとてもとんちんかん
わたしはめっぽうさびしかった
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だから決めた
できれば長生きすることに
年とってから凄く美しい絵を描いた
フランスのルオー爺さんのようにね
by blues_rock | 2011-08-15 09:34 | 社会/歴史/思想 | Comments(0)