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心の時空

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a day in my life

海洋天堂  シネマの世界<第6話>

a0212807_23304072.jpgいま日本で上映中の2010年中国映画「海洋天堂」を見ました。
私のお薦めする中国の名作映画は「山の郵便配達」(1998)・「初恋のきた道」(1999)・「故郷の香り(暖:ヌアン)」(2003)などですが、「海洋天堂」(2010)もこれから加えたいと思います。
監督のシュエ・シャオルー(女性)は、この映画が監督デビュー作品だとか、地味な演出ながら映画センスを感じました。
<ストーリー>
ジェット・リー(1963~)演じる父親は、水族館で働いていますが、ガンで余命あと3か月と宣告されました。
21才の一人息子大福(ターフー)は、自閉症で父親がいないと何一つできません。
自閉症の青年という難しい役どころをウェン・ジャン(1984~)は、見事に演じています。
映画「ギルバート・グレイプ」(1993)でレオナルド・デカプリオが、演じた重度の知的障害をもつ弟アニー役の名演技に匹敵すると思います。
シュエ・シャオルー監督は、若い頃から中国の自閉症問題へ関わっていて、そのキャリアがウェン・ジャン演じる大福(ターフー)の一挙手一投足の演技指導に生かされているのではないかと思いました。
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大福(ターフー)の歩き方と手の動きが、秀悦でした。
映画の冒頭に、大海原に小舟を浮かべ息子大福(ターフー)と一緒に身投げして死のうとするシーンがあります。
父親役のジェット・リーに、ハリウッドの俊敏なカンフースターの面影はまったくなく、俳優ジェット・リーが、感情を抑えて苦悩する父親役を名演していました。
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この映画「海洋天堂」の出演者で有名なのは、ジェット・リーだけです。
シュエ・シャオルー監督は、映画に出演した女優たち‥隣りの食料品店の女店主・サーカスの女性ピエロ・養護施設の女性たちの自然な演技を見て、女優への演出の気配りにも感心しました。
by blues_rock | 2011-08-16 19:06 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)