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心の時空

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a day in my life

オフェリア

19世紀半ばイギリスの絵画運動ラファエル前派のリーダー、ジョン・エヴァレット・ミレー(1829~1896)が描いた傑作です。
30数年前、ロンドンのテート・ギャラリーを訪れた日、入館している人もあまりなく、回廊をゆっくり見て回っていたら、突然目の前に「オフェリア」が現れました。
まさに自分が溺死したオフェリアを発見したようで、もう息が止まりそうでした。
どれくらい絵の前にいたのか‥憶えておりません。
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モデルはラファエル前派を一緒に結成したロセッティの恋人(後年夫人となる)エリザベス・ジダル、ミレーはこの溺死したオフェリアを描くために、バスタブに水を入れ絵が完成するまでエリザベスに同じポーズを何度もとらせたそうですから、モデルの彼女も大変だったでしょう。
ロンドンに留学していた夏目漱石も「オフェリア」に感激しており、自著「草枕」の中にその記述があります。
ラファエル前派は、明治時代の洋画家にも大きな影響を与えており、とくに藤島武二は、アールヌーボー様式を取り入れたすぐれた作品を多く描いています。
by blues_rock | 2011-06-30 23:00 | 美術/絵画/彫刻 | Comments(0)