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心の時空

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a day in my life

名匠ジョン・マッデン監督(1949~、2005年「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」、2011年「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」ほか名作多数)の最新作サスペンス政治劇映画「女神の見えざる手」(原題「Miss Sloane」)は、名女優
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ジェシカ・チャステイン(1977~、2013年「ゼロ・ダーク・サーティ」ほか多数出演)が、アメリカ政界(議会)に暗躍する辣腕女性ロビースト(政策立案陳情者)を熱演しています。
a0212807_2125737.jpg先日ご紹介した「アトミック・ブロンド」でシャーリーズ・セロンが、演じた女スパイのロレーン・ブロートンと同様、この「女神の見えざる手」でジェシカ・チャステイン演じる一匹狼の女ロビーストのエリザベス・シャローンもヒラメ社会(上目使い)に棲むヤワな男たちには、到底太刀打ちできないアラフォー女性の典型です。
a0212807_21433.png実際のエピソードをもとに初めて脚本を書いたイギリスの弁護士ジョナサン・ペレラの才能といい、デンマーク出身の撮影監督セバスチャン・ブレンコー(1972~)の秀逸な映像といい秀作映画の基本条件が、揃った映画です。
アメリカ議会(議員たち)への裏工作(ロビー活動)は、熾烈を極めており、各業界(利益団体)から高額で雇われa0212807_2143790.jpgたロヒーストたちにとり法案の実現(または廃案)だけが、‘勝敗’のすべてでした。
映画は、アメリカ政界に蠢(うごめ)く老獪にして海千山千の男性ロビーストたちを相手にエリザベスが、依頼を受けた仕事の達成(法案を通すこと=勝つこと)のためには、微塵の私情も入れず、常に計算し駆け引きしながら冷徹に利用できるものすべてを利用していく颯爽(さっそう)とした姿を描いています。
a0212807_2155913.jpg仕事だけの人生であるエリザベスに恋人は、なく一夜の男が、欲しくなるとエスコート(高級男娼)をホテルの一室に呼びセックスを済ませると仕事の邪魔とばかりにさっさと追い返すクールな女性でした。
大手コンサルタント(ロビー活動請負業)会社に勤め業界から畏敬の念で見られるロビーストであったエリザペスは、ある日、ライフル協会から依頼のあった銃規制の法案反対の仕事を巡a0212807_21133919.jpgり会社と意見が対立、彼女は、会社から解雇(クビ)を宣告されました。
銃規制の法案賛成の小さなロビー団体の代表シュミット(マーク・ストロング 1965~)は、ここぞとばかりエリザベスを引き抜き、彼女にこれまでと真逆の銃規制法案賛成の世論形成と議会(賛成派議員)の多数派工作を依頼しました。
a0212807_2114203.jpgマッデン監督は、演出にミステリーとサスペンスの要素をふんだんに取り入れ、登場する人物たちとエリザベスとの関わりやエリザベスが、触れられたくない過去のスキャンダルなども絡めながら映画は、二転三転どころか最後の最後までスクリーンから目が、離せない緊張感をもって展開していきます。
a0212807_21144970.jpgエリザベスに憧れるも過去に銃に対してトラウマを持つ研修生エヌメを演じるイギリスの女優ググ・バサ=ロー(1983~)と、エリザベスから共に移籍する誘いを断り会社に残り銃規制法案反対のロビー活動を続けるエリザベスの忠実な部下であったジェーンを演じるデンマークの女優アリソン・ピル(1985~)が、ジェシカ・チャステインと絡むシーンで見せる演技も秀逸でした。
# by blues_rock | 2017-11-19 00:09 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
イギリスの巨匠リドリー・スコット監督(1937~)が、1982年に撮ったSF映画の傑作「ブレードランナー」は、スコット監督お気に入りの新宿歌舞伎町のイメージを膨らませて日本語の看板や風俗、日本語会話の飛び交う風情
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を撮り入れた日本情緒(ジャポニズム)たっぷりのSF映画でラストシーンも「床に置かれた小さな折り紙」を映して終わるという念の入れようでした。
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それから35年、続編の新作「ブレードランナー2049」は、独自のSF映像感性をもカナダの俊英ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督(1967~)が、演出を担いリドリー・スコット監督は、製作総指揮に回りました。
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新作も続編なので前回同様、当然人類の行く末を描いたデストピアSFながらスコット監督の「ブレードランナー」が、外連味(けれんみ)さえある煌びやかな“動”の演出であったのに対し、ヴィルヌーヴ監督の「ブレードラン
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ナー2049」は、侘しい風情の漂うストイックな“静”の演出でした。
昔より主な(見るに耐える)新作映画のほとんどを見る映画好きの友人は、‘前作が、良過ぎた。新作は、あまりa0212807_312555.jpg面白くなかった。’と感想を述べていましたが、私は、ヴィルヌーヴ監督が、自身の前作であるSF映画「メッセージ」で表現した静寂感を新作の「ブレードランナー2049」と同期させ、あえて“静”の「ブレードランナー2049」にしたのだろうと思いました。
2049年、デストピアとなった地球(カリフォルニア)を舞台に、ロサンゼルス市警察所属のブレードランナーで新型レプリンント(人造a0212807_3125349.jpg人間)の捜査官 K(ライアン・ゴズリング 1980~)は、社会を支配する企業組織ウォレス社(CEO役をジャレッド・レト 1971~、2013年映画「ダラス・バイヤーズクラブ」でゲイのジャンキーを演じアカデミー賞助演男優賞受賞)に反逆した旧型レプリカントを発見すると抹殺していました。
a0212807_3141719.jpgある日、抵抗組織のレプリカント(ロビン・ライト 1966~)が、営む農場で彼を抹殺したKは、木の根元に刻まれた文字とその地中に埋葬された人間の棺(ひつぎ)を発見しました。
棺に入っていた白骨化した死骸は、科学的法医学分析で帝王切開により死亡した女のレプリカントであることが、判明しました。
a0212807_3144490.jpgレプリカントの生殖(妊娠・出産)は、当時不可能とされウォレス社の人造人間(レプリカント)だけが、代用人間の生体創造と考えられていましたのでウォレスCEO始めブレードランナーのKは、動揺しました。
棺の中の死骸が、旧型レプリカントのレイチェル(ショーン・ヤング 1959~)で、彼女は、35年前ロス市警引退後、姿を消した元ブレードランナーのデッa0212807_316157.jpgカード(ハリソン・フォード 1942~)と密かに愛し合っていたことが、デッカードにより暗号化された記録の解析で分かりました。
ウォレスCEOは、ボディガード秘書の新型レプリカント ラヴ(シルヴィア・フークス 1983~)に子供の捕獲を命じ、レプリカント(人造人間)であるレイチェルと人間のデッカードとの間に生まれた子供の生体を分析し、さらに人間に近い最新型レプリカントa0212807_3192061.jpgを大量生産しようと考えました。
Kは、やがて子供の頃の断片的な記憶からその子供が、自分ではないかと思うようになりデッカードに真相を訊ねようと彼を捜しラスベガスの廃墟ビルで発見しました。
Kは、子供が、女の子でアナ・ステリン(カーラ・ジュリ 1985~)という名前と知り、自分に残る断片的な過去の記憶は、そう思い込ま
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せるために刷り込まれていたことに気が、付きました。
ウォレス社のラヴら追手もデッカードを見つけKとの激しい戦闘の末、デッカードを拉致し連れ去りました。
a0212807_3215667.jpgウォレスCEOは、デッカードに子供の居場所を教えれば、愛するレイチェルを再生すると約束しますが、デッカードは、拒否しました。
Kは、デッカードを救出し彼の娘マリエットが、保護されている建物まで送り届け、戦闘で負った瀕死の体を階段に横たえ灰色の空から降り続く雪を眺めました。
# by blues_rock | 2017-11-17 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
今年の春から 茶道(茶の湯)知らずの茶碗好きが、茶碗作りを始め 早8か月、晩秋と云うより冬の気配漂う季節となり、陶土(つち)を弄る指先もかじかむようになりました。
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茶碗作りの動機は、古唐津茶碗の高台が、残る陶片の欠けた部分を刻苧(こくそ)で形成、復元した部分に蒔絵で加飾し新しい古唐津茶碗にしようと意気込み一年半‥10数碗の刻苧茶碗が、何とかできました。
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さて、次の仕上げ(加飾=蒔絵)の工程にトライしようと刻苧部分を眺めていたら金継ぎの技法しか知らない私は、漆工芸の基本技術が、まるで分かっておらず、これまで私は、漆さえ良く知らないまま無手勝手流の稚拙な
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加飾をしてきたことに気が付きました。
そこで刻苧茶碗は、一旦横に置いてこの秋(10月)から‘博多漆芸研究所’に入門(弟子入り) ‥ 漆芸技法の
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イロハを学ぶことにしました。 (上と下写真 : 念願の窯キズ入り茶碗)
同時に思い立ったのが、陶胎茶碗作り‥つまり自分で作陶した壊れ茶碗に金継ぎしたいという妄想でした。
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玄洋窯窯元の冨永師匠も陶工の常識からは、考えられない‘焼成中の窯で割れる茶碗’を作りたいと懇願するド素人の私に呆れ果てたご様子でしたが、半年くらい経ったころから茶道(茶の湯)茶碗の‘基本(約束事)’を踏
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まえた茶碗作陶の真髄を少しずつ教えてもらえるようになりました。
今夜掲載した拙茶碗は、3、4か月くらい前に作陶したものなので子供が、粘土遊びしたような茶碗(正面が分か
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らない、茶溜りが浅い、飲口がない、高台が低い、底から水漏れするなど反省点多い)になりました。
本阿弥光悦の茶碗を敬い、川喜多半泥子の茶碗に憧れる私としては、気を取り直し何とか天才陶匠の足裏に
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付いた砂粒くらいの茶碗が、せめて作陶できるようにと手回しロクロの上で七転八倒しています。
100個くらい作陶してみてやはりダメのようならきっぱりと茶碗作りを諦めたいと思います。
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# by blues_rock | 2017-11-15 00:15 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
この秋は、新作映画の佳作や秀作、良質な作品が、立て続けに公開されているので他のことは、放りだして映画館にかけつける毎日です。
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若き名優 ライアン・ゴズリング主演の話題作「ブレードランナー2049」と時に天与のエレガントな美貌を壊して熱演する名女優 シャーリーズ・セロン主演のスパイ・アクション映画「アトミック・ブロンド」のどちらを先に紹介しよ
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うかと迷いましたが、MI(エムアイ)6の凄腕女スパイ‘ ロレーン・ブロートン’を、同じイギリス諜報機関 MI(エムアイ)6の先輩007ジェームス・ボンド顔負けのクールにして過激なアクションを演じ見る者の度胆を抜いたシャーリーa0212807_2051248.jpgズ・セロン(1975~)の新作「アトミック・ブロンド」を今夜は、掲載することにしました。
シャーリーズ・セロンを一躍有名にしたのは、彼女の美貌とスレンダーな長身(177㌢)目当てにオッアァされるのが、セクシーなブロンドの役ばかりであることにうんざりしていた頃、パティ・ジェンキンス監督(脚本・監督)の2003年映画「モンスター」に出演(こちら参照) ‥ この映画a0212807_2063276.jpgに‘シャーリーズ・セロン’の美しい姿は、どこにもなく、醜く太った(役作りで14㌔肥満)殺人鬼を怪演し、アカデミー賞主演女優賞ほか、多数の映画祭で主演女優賞を受賞、私は、そのシャーリーズ・セロンの姿に、女優としてのプロ魂を強く感じそれ以来の大ファンになりました。
a0212807_2072880.jpg2012年のSF映画「プロメテウス」では、痩身の謎の女(ウェスト50㌢の衣装を装着)を演じ、2015年デストピアSF映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」で登場したシャーリーズ・セロンは、スキンヘッドにノーメークという出で立ち ‥ マッチョで勇敢なウーマン戦士ながら、なかなかセクシィで魅力的でした。
2017年の「ワイルド・スピード ICE BREAK」では、世界を容赦なく破壊していく極悪非道なサイバーテロリストをa0212807_2075862.jpgシャーリーズ・セロンが、顔色一つ変えず冷酷に演じ、そして新作の「アトミック・ブロンド」(製作・主演)は、そのクールさに加え‘長回し(ノーカット撮影)’による過酷な格闘シーンを披露、この凄腕女スパイ‘ロレーン・ブロートン’の役づくりにトレーニング・ジムに通い筋肉を鍛えながら格闘技も習得、男性相手のスパークリングを行ない、撮影では、歯を折りながらもスタンa0212807_201044100.jpgトを使わず自ら激しい格闘シーンを演じています。
シャーリーズ・セロンは、プロデューサーとして監督に、長編初監督ながら、これまでアクション映画のスタントマンや助監督キャリアのあるデヴィッド・リーチ(プロファィル不詳)を抜擢し自分の演じる女スパイ‘ロレーン・ブロートン’を近年の‘ジェームス・ボンド’をしのぐ‘ジェイソン・ボーン’並みのスパイ映画の主人公にしました。
a0212807_20115975.jpg映画の舞台は、1989年東西ドイツの国境であったベルリンの壁が、崩落するその頃、世界情勢に致命的な危機をもたらす工作員の極秘リストを何ものかに奪われ、イギリス諜報機関MI(エムアイ)6の凄腕工作員ローレン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)は、リスト奪回の指令を受けました。
a0212807_20125693.jpgCIAの要人にアメリカの名優 ジョン・グッドマン(1952~)、ベルリンで時計職人を装うMI(エムアイ)6の連絡員をドイツの名優 ティル・シュヴァイガー(1963~、1997年製作・脚本・主演の西ドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」は秀逸)などが、アトミック・ブロンドと呼ばれるロレーン・ブロートンと絡み、極秘リスト奪回のためにソ連のKGB、東ドイツの諜報機関と丁々発a0212807_201359100.jpg止の策略により陰謀と裏切り(内部通報者の存在)の応酬を繰り広げ、映画は、なるほど‘そう来るか’のエンディングになります。
ローレン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)の魅力は、危機察知能力と危険回避のための判断力に優れ、同時に身の回りにある物を瞬時に使って脱出する応用力の高さなどジェイソン・ボーンのような能力にあります。
a0212807_20143315.jpg格闘にしても女である弱点をロレーン・ブロートンは、肘で顔面を攻撃したり膝を狙って動けなくするなど、相手の急所を狙い、また相手の力を利用して投げ飛ばしたりと攻撃に無駄がなく、戦闘に慣れたプロの特殊工作員である動きを見せてくれます。
その壮絶にしてリアルなアクションシーンをデヴィッド・リーチ監督は、1シーン1カットの長回しで撮影、それに応えたシャーリーズ・セロンの女優魂に敬服いたします。
(右上写真 : 撮影の合間に談笑するデヴィッド・リーチ監督とシャーリーズ・セロン)
# by blues_rock | 2017-11-13 00:03 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
アメリカの俳優 ジェイク・ギレンホール(1980~)は、まだ30代半ばながら‘性格俳優’(とくに‘壊れかけた精神状態’の演技力は抜群)として、希代の名優のひとりと言って良いでしょう。
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私が、ジェイク・ギレンホールを注目したのは、サム・メンデス監督(1965~、1999年アカデミー賞作品賞受賞 作品「アメリカン・ビューティー」は秀逸)が、2005年に撮った湾岸戦争を主題にした映画「ジャーヘッド」で演じた坊主a0212807_1283644.jpg頭でギョロ目の海兵隊兵士役でした。
以来、ジェイク・ギレンホールが、主演した映画は、2001年SFスリラー映画「ドニー・ダーコ」から現在公開中の映画「ノクターナル・アニマルズ」(Nocturnal Animals 夜行動物)まで10数本見たように憶います。
新作「ノクターナル・アニマルズ」(トム・フォード監督・脚本)は、ジェイク・ギレンホールが、主人公の小説家志望の青年と劇中劇のa0212807_1305730.jpg主人公として登場、小説「ノクターナル・アニマルズ」の二人の主人公(二役)を演じていて、共演は、エイミー・アダムス(1974~)、マイケル・シャノン(1974~)、アーロン・テイラー=ジョンソン(1990~)と個性派の名優が、出演しています。
「ノクターナル・アニマルズ」は、ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞した作品ですが、今夜のシネマは、a0212807_1325026.jpgジェイク・ギレンホールが、2014年映画「ナイトクローラー」で見せた‘壊れてしまった心の狂気(サイコパス)’を彼は、「ノクターナル・アニマルズ」よりその前の心理劇映画「雨の日は会えない、晴れの日は君を想う」(原題「Demolition」 破壊)でのほうが、その狂気により近く、しかも‘壊れていく’心の内側(心因的精神障害の症状)を繊細な演技で見せてくれます。a0212807_1331767.jpg
というわけで今夜は、「雨の日は会えない、晴れの日は君を想う」を採り上げたいと思います
私は、「ノクターナル・アニマルズ」も面白いと思いましたが、フォード監督は、ファッションデザイナーでもあるので‘エイミー・アダムス’を着せ替え人形(モデル)のように見立てた演出が、強調され過ぎ、静と動の主人公二役にジェイク・ギレンホール持ち味の‘壊れかけた精神’の演
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技は、あまり必要とされていませんでした。
プロット(構成と脚本)も本筋の主人公と劇中劇の主人公との違和感が、最後まで払拭できず、もう少しミステa0212807_1344265.jpgリー脚色されたスリラー映画にして欲しかったと私は、思います。
その点「雨の日は会えない、晴れの日は君を想う」のほうが、原題「Demolition」 (破壊)のとおりジェイク・ギレンホールは、次第に‘壊れていく’主人公の精神の変化を見事に演じていました。
監督は、カナダの名匠 ジャン=マルク・ヴァレ(1963~、2013年「ダラス・バイヤーズクラブ」、2014年「わたしにa0212807_135121.jpg 会うまでの1600キロ」)で、ヴァレ監督の演出をヴァレ監督作品の常連である撮影監督のイブ・ベランジェが、ある日突然の交通事故で運転していた妻を亡くし、後遺症の心因的精神(ストレス性パニック)障害により感情を制御できない夫 デイヴィス(ジェイク・ギレンホール)の空虚な心情を包み込むようにやさしく美しい映像で描いていきます。
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救急病院に搬送され妻の死亡を知らされたデイヴィスは、妻の死よりも病院待合室に置かれた自動販売機の不具合のほうが、気になり小さな自動販売機会社でクレーム受付係をしているシングルマザーのカレン(ナオミ・a0212807_1365254.jpgワッツ 1968~)と関わっていく二人のデリケートな演技、さらに義理の息子デイヴィスを心配する亡き妻の父親フィル(クリス・クーパー 1951~)との悲しみに対する確執など見応えのある心理劇映画です。
若き名優ジェイク・ギレンホールへの名監督からのオッファ(出演依頼)は、絶えず現在でも、ポスト・プロダンションの(公開準備をしている)映画が、スウェーデンの名a0212807_1381031.jpg監督 ダニエル・エスピノーサ(1977~)のSF映画「ライフ」、アメリカの鬼才監督 デヴィッド・ゴードン・グリーン(1975~)によるボストン・マラソンのテロ事件で下半身を失くした男性が、モデルの伝記映画「ストロンガー」と私は、一刻も早い公開を心待ちにしています。 
(上写真 : 撮影の打合せをするジャン=マルク・ヴァレ監督とジェイク・ギレンホール)
# by blues_rock | 2017-11-11 01:11 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_13582418.jpg先日、刻苧(こくそ)の記事の時、掲載した「天目茶碗」の欠損部分を刻苧で固め梨子地銀を蒔いて直しました。
京焼(清水焼)煎茶器の色絵金彩急須が、二つに割れボンドで接着されていました。a0212807_13585119.jpg古いもの(昭和初期くらいと推定)で家に伝わって来たものなのでちゃんと修理したいとの依頼が、ありお湯で洗っていたところパラリと簡単に外れました。
所有者の方と相談し色絵金彩なので赤漆直しが、良かろうと急須の薄い荒れた部分のボンドを除去掃除し糊漆で繋a0212807_141773.jpgぐも水漏れを防ぐのに手間取りました。
金継ぎにすれば、もっと良くなると思いますが、1㌘1万円の純金粉を蒔くとなると思案の為所(しどころ)です。
いただいた蕎麦猪口と灰釉ぐい呑み2口の口縁部にカケが、ありましたので錫で直しました。
依頼された尺長皿9枚を修理しました。
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a0212807_1422254.jpg日ごろ店で使用されている長皿なので縁に小さなカケが、散見されました。
そこに錆漆を詰めて生漆で固めました。
1枚だけ割れた長皿が、ありましたので、これだれは、錫継ぎにしました。
長皿すべてに錫を蒔けば良かったかなとも思いましたが、a0212807_143153.jpg1枚以外は、コスト(材料費など修理経費)との関係からそれぞれの長皿にマッチした色漆で直しました。
最後の2枚の写真は、古唐津陶片に梨子地銀を蒔き、銀のカエル二匹とエアプラントを遊ばせてみました。
陶漆のエアプラントの飾り皿を作ろうと玄洋窯で作陶するa0212807_1441018.jpgも釉をかけて焼いてもらったら、このままのほうがいいかもと迷っているところです。
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# by blues_rock | 2017-11-09 00:09 | 金継ぎ/古美術/漆芸 | Comments(0)
a0212807_214491.jpg第一部と第二部は、主人公梶が、満州の鉱山に着任するや非人道的な扱いを受け奴隷のように酷使されている特殊工人(拉致された中国人)に同情したため、憲兵(軍)に睨まれ、会社からも徴兵免除約束を反故にされ梶に赤紙(召集令状)が、届くところで終わります。
第三部と第四部は、敗戦濃厚な中、ソ連との国境の最前線に設営された駐屯地で古参兵による新兵への理不尽かつ執拗な虐(いじ)めが、繰り返されていました。
一等兵になっても兵舎の中で貫く梶の人間性(是を是、非を非とする正義感)を小林監督は、徹底したリアルな演出で描いていきます。
昭和20年8月15日連合国に無条件降伏した日本にソ連は、日ソ中立条約を廃棄して襲いかかり、圧倒的な軍事力で満州に侵攻、銃弾も食糧も尽きた日本軍兵士たちは、多数のソ連軍戦車の前にバタバタと倒れ死んでいきました。
瀕死の中どうにか生き残った梶は、妻 美千子に再会するまで何としても生き残り犬死しないと決意、戦死したa0212807_2174866.jpg同朋兵士の屍体が、累々と横たわる中を鬼面のような表情で歩く梶の姿を映して終わります。
完結編の第五部と第六部は、撮影監督 宮島義勇のカメラが、さらに冴えすばらしく固定カメラの映像からクローズアップへ、カメラは、さらに寄ってビッグ・クローズアップ、また横から顔の半分、体の半分を光のコントラストにより映し背景のない顔だけをローアングル・ショットで撮り、さらに斜めから撮るa0212807_21115620.jpgダッチアングル・ショットなど今では、多くの撮影監督が、見せる高度な撮影テクニック(=斬新なカメラワーク)を宮島撮影監督は、半世紀あまり前に駆使して見せてくれました。
そういう意味からも「人間の條件」完結編の第五部と第六部は、イタリアレアリズモの名作や傑作映画と比較しても引けを取らない映像で表現され非常に完成度の高い作品であることを見るa0212807_21124121.jpg者に教えてくれます。
戦場で追いつめられた梶は、理性を捨てました。
理不尽な残虐行為に対しては、復讐し生き残るために人の物を盗み、さらに成り行きで人を殺すようになりますが、梶は、常に自らの行い悔い苦悩します。
映画のラストシーンは、心の中の愛しい妻 美千子に語りかけ妻 美千子の面影を追いながらシベリア雪原を歩き、理想の人間になれなかった自分を悔やみ遂に力尽きて死んでいきました。
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「人間の條件」は、9時間半にも及ぶ超大作ながら小林監督の演出に手抜きが、まるでなく、映画の緊張感(テンション)と迫力(インパクト)は、最後まで見る者の心をスクリーンに惹きつけて終わります。
a0212807_21141872.jpg娯楽といえば、映画が、一般的であった時代、普通の映画館で公開された「人間の條件」は、大ヒットしていますので、映画としての質の高さが、うかがい知れると思います。
# by blues_rock | 2017-11-08 00:08 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
a0212807_20124484.jpg福岡市総合図書館 映像ホール(シネラ)の11月は、日本レアリズモの巨匠小林正樹監督(1916~1996)特集で中でも私が、どうしてももう一度見たいと長年思い続けていた小林正樹監督の代表的な作品で日本レアリズモの最高傑作にして日本映画史不朽の名作「人間の條件」(全上映時間 9時間31分の6部作)も一挙二日連続で上映されるので駆け付けました。
原作は、1956年(昭和31年)から1958年(昭和33年)に発表された作家 五味川純平(1916~1995)の自伝的小説「人間の條件」(全6部作)です。
小林正樹監督自身も満州引揚者であることから先の戦争(注:第2次世界大戦、日本でいう太平洋戦争が、間違いで、太平洋海戦は、主にアメリカを敵国にした第2次世界大戦の一部)で、何百万人と云う日本国民が、満州やシベリアあるいは、a0212807_2013471.jpg東南アジア各地で艱難辛苦の末に死んでいった(戦死したり餓死したり軍に虐殺されたりした)事実を小林監督は、自ら製作・脚本(松山善三、稲垣公一と共同執筆)・監督して自分の信念を貫き徹底したリアリズムにより映画を撮り、3篇(トリコロジー)6部構成の全9時間31分という超長編映画として発表(1959~1961)しました。
映画は、全編モノクロ(白黒)映像ながら見事なまでにリアル、光のコントラストが、美しい映像(撮影監督 宮島
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義勇 1909~1998)です。
軍国主義の凄まじい暗黒の時代(映画の舞台は、昭和18年満州の過酷な鉄鉱石採掘現場から昭和20年冬の
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悲惨なシベリア捕虜収容所まで)にあって“必死に正気の人間であり続けようとする” 主人公の梶(仲代達矢 1932~、撮影当時27歳ながら小林監督を唸らせたほど完璧な演技は必見)の人生を「第1部 純愛編」と「第2部 a0212807_20173047.jpg激怒編」(207分)、「第3部 望郷編」と「第4部 戦雲編」(176分)、「第5部 死の脱出」と「第6部 曠野の彷徨」(188分)の3篇構成で描いています。
6部すべてに出演するのは、主人公の梶を演じた仲代達矢だけですが、梶をこれでもかと襲う地獄のような劣悪な環境と艱難辛苦の中で彼に‘必死に生きようとする力’を与えるのは、妻の美千子を演じる新珠美千代(1930~ 出演時29歳、清楚な姿が美しい)、その他にも当時の錚々たる名優・名女優たち(映画の詳細と出演者は、こちら)が、それぞれ善役・悪役として出演し秀逸な演技で脇をしっかり固め見応え十分、反戦映画どころか娯楽映画としても一級品です。
a0212807_20201127.jpg私は、1979年(昭和54年)にテレビ東京開局15周年記念の特別番組として映画「人間の條件」6部全編上映(CMや休憩入れて12時間の放送)を見ましたが、記憶に残るのは、シベリアの捕虜収容所で日本の敗戦を知った梶が、自分を慕う新兵の「国が滅びますね」と云うセリフに「国って何だね?」と問い返した言葉だけ記憶していました。
真に自由主義者であろうとする梶にとっては、理不尽にして愚劣極まりない「軍」という暴力組織こそが、極悪非a0212807_20205148.jpg道にして諸悪の根源でした。
日ごろあまり映画を見ない方からもし私に‘生涯うち何か映画を一つ見るとして何を薦めますか?’と尋ねられたら「人間の條件」と答えるでしょう。
映画を要約すると昭和18年(終戦の2年前)、主人公の梶は、徴兵免除を条件に満州の鉱山に新妻の美千子と赴任するも中国で強制連行された特殊工人と呼ばれる中国人たちを奴隷のように扱う満州の鉄鉱石採掘現場の憲兵や日本人親方に反発したことで会社から徴兵免除を反故にされ召集a0212807_20213561.jpgされるとソ連との国境最前線に送られました。
梶は、満州陸軍(通称関東軍)の二等兵新兵として古参兵たちの残虐な暴力(シゴキという暴行)に耐え、ソ連軍との戦闘で‘犬死’しない(生き残る)ために降伏、ソ連赤軍に拉致されシベリアの捕虜収容所に連行されました。
捕虜収容所でも梶は、共産主義国家ソ連へ、同胞のシベリア捕虜収容所兵士へ人道的な扱いを求めますが、a0212807_20241888.jpg独裁者スターリンの肖像のかかるシベリアの捕虜収容所もまた極悪非道な「軍」組織で非人道的な扱いでした。
絶望した梶は、極寒のシベリア捕虜収容所から逃亡、妻美千子のところへ帰るため荒涼たるシベリアの雪原を歩き続け妻美千子を想いながら力尽きて倒れ死んでいきます。 (後編に続く)
# by blues_rock | 2017-11-07 00:07 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
シリアル・キラー(連続殺人犯)が、出没するスコットランドのグラスゴーで、とある理髪店で起きた店主殺しと従業員ふたりの連続失踪事件に絡んだシリアスにして人を喰ったような超辛口の2015年製作(2017年日本公開)
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のブラック・コメディ映画「バーニー・トムソンの殺人日記」(原題「The Legend of Barney Thomson」バーニー・トムソンの伝説)は、コメディ映画好きの方にお薦めしたい映画です。
a0212807_17525260.jpg長編映画初監督と主演をイギリス(グラスゴー出身)の舞台監督で俳優のロバート・カーライル(1961~ 1997年コメディ映画「フル・モンティ(素っ裸)」主演)が、この理髪店で働くベテランながらへそ曲がりで冴えない中年男バーニー・トムソンを軽妙に演じています。
未解決のシリアル・キラー(連続殺人犯)事件の容疑者としてバーニー・トムソンを執拗に追う刑事にレイ・ウィンa0212807_17554721.jpgストン(1957~)、容疑者である息子バーニーを助けるどころか事あるごとに足を引っ張る母親にエマ・トンプソン(1959~)、刑事のライバルとして手柄を奪おうとする女刑事にアシュレー・ジェンセン(1969~)など、いずれ劣らぬ芸達者な個性派ぞろいの名優・名女優たちの演技バトルは、必見です。
a0212807_17565939.jpg緻密な脚本とテンポの好い演出でバーニー・トムソンが、予期しない事故で理髪店主を殺してしまい、死体の処置に困り果てたバーニー・トムソンは、母親に相談、彼女の指示通りに死体を自宅の冷凍庫に運ぶと、他にも別の死体が、ありました。
バーニー・トムソン自身は、悪意も殺意もないものの結果的に次々と殺人を引き起こしていく負(死)のスパイラa0212807_17572893.jpgルに巻き込まれていく笑えない姿を描いています。
この映画の詳細をあまり書き過ぎるとこの映画のブラックでシニカル(冷笑的)なコメディの面白さ(見どころたくさんのコメディアスなシーン)を半減させてしまいますのでここらで今夜のシネマの世界は、お終いにします。
# by blues_rock | 2017-11-05 00:05 | 映画(シネマの世界) | Comments(0)
博多埠頭から玄界灘の荒海をフェリーで2時間半 ‥ 台風22号の九州接近に気を揉みながら日帰り社員旅行で壱岐に行って来ました。 (下写真 : 壱岐市立一支国博物館=長崎県埋蔵文化財センター)
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壱岐には、これまでも何度か行きながら特産の麦焼酎(麦焼酎発祥の地とか)と魚介類とくにウニが、つとに有名なことくらいしか知らず、今回も国の特別史跡(国宝遺跡)「原の辻遺跡」をこの目で見たいくらいの軽い気持
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ちでした。 (上写真 : 一支国博物館 中央の展望台 左に見える特別史跡 ‘原の辻遺跡’ の拡大写真)
ところが、離島で初めて設置された長崎県埋蔵文化財センターを併設する「壱岐市立一支国博物館」(2010
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年設立)を訪ねてびっくり、長崎県が、離島の壱岐に埋蔵文化財センター を設けた理由(わけ)は、戦前より壱岐に住む個人の郷土古代史研究家や民間の遺跡研究グループによる長年の発掘調査と研究努力で‘原の辻’に
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「魏志倭人伝」(こちら参照、上写真 ‘倭人傳’ は、壱岐に王都が、あったことを記載している。 卑弥呼と邪馬台国については、下段に記載されている。)に記(しる)された ‘一支國(いきこく)’ の中心地(首都)に設けた港の
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遺構(人工の石垣)と当時3千人あまりが、暮らしていたと推測される遺跡の発見でした。
1997年、国は、壱岐原の辻一帯を国の特別史跡「原の辻遺跡」として吉野ヶ里に次いで3番目の特別史跡(国
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宝遺跡)に指定しました。
現在(いま)長崎県と壱岐市は、壱岐全島から出土した弥生時代から一支國さらに朝鮮半島と九州を繋ぐ海の
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交易に関わる多数の遺構や遺跡、古代の道具類ならびに弥生土器・土師器・須恵器・古陶器類の破片を一支国博物館(兼、埋蔵文化財センター)に集め展示しています。
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私が、一番注目したのは、壱岐勝本にある神社「聖母宮(しょうもぐう)縁りの「飴柚三耳茶壷(あめゆうさんじちゃつぼ)」で、“天正二十年(注:1952年)の銘” が、刻印された最も古い古唐津の茶壺の存在でした。
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他にも交易の証である古銭の入っていた古壺、須恵器、土師器などもう一度ゆっくり時間をかけて見たい一支国博物館でした。
a0212807_224335100.jpg余談ながら梅屋庄吉夫人 徳子が、壱岐勝本の出身であることを一支国博物館で知りました。
梅屋徳子は、夫庄吉に仕え孫文の中国(辛亥革命を支援、孫文(「孫文と庄吉」参照、現中国建国の父、毛沢東は孫文の比ではない)が、宋慶齢(そうけいれい1893~1981 中国国家副主席)と日本で結婚するとき夫庄吉と媒酌人を務め、徳子と宋慶齢の長きにわたる厚い友情は、歴史教科書で教えない大切な逸話です。

(右写真 : 左から、梅屋徳子、孫文、宋慶齢)
# by blues_rock | 2017-11-01 00:01 | 柏原生活/博多叙景 | Comments(0)